吉原真里ブログ

  

  

  

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学術・大学関係

  • ハワイ大学アメリカ研究学部
    アメリカの歴史・社会・文化を、さまざまな分野の手法を使って学際的な研究・教育をおこなう学部です。全米の大学にあるアメリカ研究学部のなかでも、とくにアメリカとアジア・太平洋地域の関係を重視していることが特徴的です。また、人種・性・社会運動・帝国主義などのテーマにかかわる研究・教育がとくにさかんです。
  • American Studies Association
    いわゆる「アメリカ研究」といわれる学問分野にかかわる世界の研究者が所属している、もっとも包括的な学術団体です。ワシントンDCに事務局をもち、年に一度の年次大会をさまざまな都市で開催しています。
  • American Quarterly
    上記のAmerican Studies Associationの季刊誌。社会科学・人文科学・芸術学などをまたぐ学際的なアプローチで「アメリカ」の歴史・社会経済・文化などを分析する最先端の研究論文を厳選して掲載する学術誌です。2014年夏からは、編集部がハワイ大学におかれ、私が5年間編集長を務めることになりました。

  • 出版関係

  • オックスフォード大学出版
    私の著作、Embacing the East およびDearest Lennyを出版してくださったオックスフォード大学出版は、英国のオックスフォード大学に拠点があるのは言うまでもありませんが、ニューヨークにも編集・営業の拠点をもっていて、私の本を担当してくださったのはニューヨークの編集者。並大抵の学者ではかなわないほどの広範な知識と鋭い批判力、そして本作りにかけるプロ意識に、圧倒されました。
  • テンプル大学出版
    私のMusicians from a Different Shoreを出版してくださっているのが、フィラデルフィアのテンプル大学出版。Janet Francendeseというとても有能な編集者が、アジア系アメリカ研究が学問分野として成長しはじめた時期にこの分野に目をつけ、今では古典となったパイオニア的研究や、若手の研究者や活動家による著作を積極的に世に出すことに多大な貢献をし、今ではテンプル大学出版はアジア系アメリカ研究では欠かせない存在となっています。他にも、公共政策、都市研究、労働、音楽、そして野球といった分野で定評のある出版会です。
  • 中央公論新社
    私の『アメリカの大学院で成功する方法』『現代アメリカのキーワード』『ドット・コム・ラヴァーズ』はすべて中公新書から出版していただいています。多くの出版物が、内容も文章も軽く薄くなっているなかで、中央公論新社はじっくり真面目な本作りを続けているところがとても立派。
  • 新潮社
    『新潮45』に連載していたエッセイをまとめたものが、新潮新書として『性愛英語の基礎知識』になりました。私は文芸誌の『新潮』や季刊誌の『考える人』もよく読んでいます。
  • アルテスパブリッシング 
    『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』および『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?』を刊行してくださっている、小さいながらも骨太の出版社です。音楽関係の書籍出版だけでなく、インターネット上の発信や各種イベントを通じて日本の音楽文化を育成しています。
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    ジャーナリズム関係

  • ニューヨーク・タイムズ
    問題のある記事がないわけではないですが、ニューヨーク・タイムズの報道力には、やはり感嘆するものがあります。毎日おもな記事に数点目を通すだけでも、日本語のメディアだけでニュースを知るより、ずっと世界が広がります。
  • ホノルル・スター・アドバタイザー 
    長年、ホノルルにはホノルル・アドヴァタイザーという朝刊紙とホノルル・スター・ブレティンという夕刊紙の二紙がニュースの供給源となっていたのですが、近年全米各地で新聞が廃刊になっているのと同様、アドヴァタイザーは2010年6月をもって廃刊となり、スター・ブレティンと統合されました。ハワイの社会はアメリカ本土とはまるで違うことが多く、地元の新聞からはハワイ特有の視点を知ることもできて興味深いです。
  • ナショナル・パブリック・ラジオ 
    ブログで何度も言及している、アメリカの公共ラジオ局。アメリカ各地の地元局を拠点に作られた、きわめて良質の報道が多く、ポッドキャストで無料で聴ける番組も多いです。私のお気に入りは、Fresh Air、This American Life、Car Talkです。ほかに、ポッドキャストはされていないものの、Morning EditionやWeekend Editionもとてもいい番組です。英語のヒアリングの練習にもとてもいいです。
  • プロパブリカ
    インターネットをベースにして、公共性の高いトピックについて長期的な調査にもとづいた報道を、新聞や雑誌、テレビやラジオ局に無料で提供している非営利組織。新聞や雑誌が報道にかけられる人材や予算を大幅に削らなければいけなくなっている状況のなかで、独自の媒体をもたない非営利組織という形態をとることで、良質の調査報道を守っている。
  • ニューヨーカー
    ニューヨーカーがどれだけ素晴らしい雑誌かは、筆舌を尽くしがたくらいで、とにもかくにも読んで体験していただきたい。 超一流のジャーナリストや研究者が政治や社会問題を扱った調査報道や論説は、内容においてだけでなく、驚異的に綿密な編集作業を経て文章としても一品。また、文学者にとってもニューヨーカーに掲載されることが大きな登竜門のひとつと考えられています。こんな雑誌が週刊で出されているというところに、私はアメリカのすごさを感じます。
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    音楽関係

      

    以下、『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』および『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?』で取り上げ、なかでも私が注目している音楽家たちや音楽関連団体をご紹介します。

      

      

  • アーン・トリオ
    クラシックの伝統に深く根ざしながら、ジャンルを超えた現代音楽の世界を開拓している三姉妹のピアノ・トリオ。

  • 長田原
    ニューヨーク在住の作曲家。伝統邦楽やロックなどの要素を使いながら、独自の音楽を生み出している。最近はオペラの作曲に集中している。

  • デイヴィッド・キム
    フィラデルフィア管弦楽団のコンサートマスター。ソロおよび室内楽でも幅広い演奏活動を行っている。

  • 木村まり 
    ヴァイオリンという楽器の新しい可能性を開拓するため、電子音やコンピューターを使った音楽を演奏・作曲している、ニューヨーク在住の斬新な音楽家。

  • ヴァン・クライバーン財団
    テキサス州フォート・ワース市を拠点に、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールを初めとするさまざまな音楽関連のイベントを主催する財団です。地元の人々を幅広く動員し、コミュニティに根ざした形で世界トップレベルの芸術イベントを運営するビジョンと組織力は、音楽界以外の人々にとっても学ぶところが多いです。

  • ジェニファー・コウ
    目を見張るばかりのパワーと感受性のある演奏をするヴァイオリニスト。演奏の他にもさまざまな斬新なプロジェクトを企画・運営しています。

  • 才能教育研究会
    『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?』の第一章でその歴史をとりあげている「スズキ・メソード」の本部です。

  • 竹澤恭子 
    現代もっとも注目されるヴァイオリニストのひとり。現在パリ在住。芸術家としても、女性としても、私が憧れる人物です。

  • ハンナ・チャン
    11歳でロストロポビッチ国際チェロ・コンクールで優勝したという、いわゆる「神童」。現在はおもに指揮者として活動しており、カタール管弦楽団の音楽監督を務めています。

  • チーユン 
    演奏からも、人間性からも、底力が感じられる、今もっとも「元気のいい」ヴァイオリニストのひとり。

  • アレサンドロ・デルジャヴァン
    2009年および2013年のクライバーン・コンクールに出場し、本選進出は逃したものの、強い独自の芸術性で熱烈なファン層を獲得したイタリア人ピアニスト。私はとくに2013年のコンクールで彼のとりこになりました。

  • 内藤明美 
    音をつうじて深い精神性を追求する、ニューヨーク在住の作曲家。西洋楽器のほかに、薩摩琵琶などの邦楽器のための作品も作曲している。
  • ジョン・ナカマツ
    1997年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールに優勝したときには、高校でドイツ語の教師をしていたという異色のピアニスト。演奏にも、気取りのない人間性にも、彼の人格が表れています。

  • 名倉誠人
    ニューヨーク在住のマリンバ奏者。現代の作曲家に数多くの作品を委嘱することで、マリンバのためのレパートリーを生み出し、新しい音楽の世界を切り開いている音楽家。

  • ハワイ交響楽団 
    前・ホノルル交響楽団が、財政難で休業を余儀なくされた後、2013年秋に再び演奏を再開。ハワイと聞いてクラシック音楽と連想する人はあまりいないかもしれませんが、こんなに立派なオーケストラがあるのです。

  • ケンジ・バンチ 
    ジャンルや伝統にとらわれず多彩な音色を使った、現代ならではの音楽を生み出している作曲家・ヴィオラ奏者。ブルーグラス・バンドでフィドルを演奏もする。

  • 平田真希子 
    フィールドワーク中に私がもっとも親しくなったピアニスト。芸術について、アメリカで日本人として生きるということについて、また他のいろいろなことについて、深く真摯に考え、自分の音楽を生み続けている人物です。
  • アン・アキコ・マイヤーズ
    今がまさに旬、という勢いで世界で活躍するヴァイオリニスト。武満徹など日本人作曲家による作品も数多く演奏しています。

  • 山本浩一郎 
    シアトル交響楽団首席トロンボーン奏者。彼のCDを初めて聴いたときは、本当に度肝を抜かれました。

  • ソヨン・ケイト・リー
    私が今もっとも注目する若手ピアニストのひとり。音楽家としてだけでなく、ひとりの女性として、人間として、とても魅力的な人物です。

  • チョーリャン・リン
    世界でもっとも活躍しているヴァイオリニストのひとり。クラシック音楽の古典的なレパートリーに加え、タン・ドゥンなどの現代作曲家による作品も幅広く演奏し、ニューヨークに拠点をおきながらアジアでもさまざまな活動を続けている。

  • マーガレット・レン・タン
    シンガポール出身、ニューヨーク在住のピアニスト。 ジョン・ケージと深い交友関係をもっていた。プリペアド・ピアノやおもちゃのピアノなどを使った斬新なレパートリーを演奏し、ピアノの新しい世界を開拓している。
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    吉原真里の仲間たち

      

    自分が大事にするものを見失わず、納得いくまで妥協せずに目指すものを追求し、本音で話をし、現実をまっすぐ見ながらも基本的には明るく前向き。そういう人と、私は仲良くなりがちです。分野はてんでんばらばらですが、自分の求めるものに向かって元気に活動している、私の仲間たちの仕事をご紹介します。

      

      

  • 合田綜合法律事務所
    スポーツ関連を専門にする弁護士。みずからもフリークライマーであり、また20年間以上家庭教師として子供たちの教育・人生に向き合ってきたという、異色の法律家。その生き方のカッコよさが、容姿の凄みに表れているのです。

  • 佐藤康子
    二十五絃箏奏者。彼女の音楽は、なにも知らない私が「箏」という言葉から勝手に抱いていたイメージとはまるで違う、深くて強くて鮮やかな音の世界。音楽においても、人生全般においても、とにかく妥協せずこだわりを貫く様子は、私なぞは足下にも及びません。

  • 水村美苗
    言語・文学の営みということの意味をさまざまな形で追求する、私が日本でもっとも敬愛する小説家。それぞれの作品にはまさに命がこもっていて、知的にも情感的にも倫理的にも深く動かされます。「仲間」などと呼んでしまうのはおこがましいことこの上ないのですが、個人的な親交ができ、お仕事もご一緒させていただくようになったので、畏れ多くもここに入れさせていただきます。

  • 矢口祐人
    大学院生の頃からアメリカ研究者としての道を共にしてきた同志。歴史、表象、言語、人種、ジェンダー、そしてハワイなど、関心分野を共有しています。論文の共著、本の共編著、共同講義など、いろいろな形で一緒に仕事をしてきました。

  • a.style
    このウェブサイトを作ってくれているのが、すでに人生の四分の三にわたって私とつきあってくれている親友の座間彰子さん。それぞれのクライアントの求めているものをまっすぐ受け止め、その実現のため時間や手間を惜しまずとことん手をかける仕事ぶりが、彼女の人間性を体現しています。
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